財務ハイライト
直近の業績
2024年3月期第3四半期 業績概要
2024年3月期第3四半期 | 前年同期比 | |
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売上高 | 149,910 | △18.9% |
営業利益 | 6,565 | △34.5% |
経常利益 | 5,992 | △35.3% |
当期純利益 | 4,269 | △33.5% |
当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、経済活動の正常化を背景に、個人消費の持ち直しと雇用情勢の改善により、緩やかな回復基調が続きました。一方、ウクライナ情勢の長期化及び中東情勢の深刻化による地政学リスクの高まりや、世界的な金融引き締めの影響による景気減速など、世界経済の先行きは不透明な状況で推移しました。
エレクトロニクス業界におきましては、自動車の電装化の需要は拡大傾向で推移したものの、中国の景気回復の遅れや、スマートフォンの需要縮小の影響等により、電子部品の生産は低調に推移しました。
このような状況の中、当社グループは、自動車向け各種関連部材に注力した販売活動に努めましたが、ディスプレイ向け各種関連部材等の販売低迷の影響を受け、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比18.9%減の1,499億10百万円となりました。
営業利益は、売上高の減少に伴う売上総利益の減少に加え、第1四半期連結累計期間において、特定顧客の民事再生手続き開始の申立てに伴い、同社に対する棚卸資産及び売掛金につき、棚卸資産の評価損(売上原価)及び貸倒引当金繰入額(販売費及び一般管理費)を計上したことから、前年同期比34.5%減の65億65百万円となりました。
経常利益は、営業利益が減少したことから、前年同期比35.3%減の59億92百万円となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、経常利益が減少したことから、前年同期比33.5%減の42億69百万円となりました。
2024年3月期第3四半期 セグメント別の業績概要
日本 | 中国 | その他 アジア |
欧米 | |
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売上高 | 82,764 | 31,590 | 21,917 | 13,638 |
営業利益 | 2,037 | 2,088 | 1,189 | 572 |
<日本>
売上高は、ディスプレイ向け各種関連部材の販売が減少したことから、前年同期比17.6%減の827億64百万円となりました。営業利益は、前年同期比53.9%減の20億37百万円となりました。
<中国>
売上高は、ゲーム機向け各種関連部材の販売が減少したことから、前年同期比27.5%減の315億90百万円となりました。営業利益は、前年同期比31.8%減の20億88百万円となりました。
<その他アジア>
売上高は、電子部品向け各種関連部材の販売が減少したことから、前年同期比20.8%減の219億17百万円となりました。営業利益は、前年同期比5.4%減の11億89百万円となりました。
<欧米>
売上高は、自動車向け各種関連部材の販売が増加したことから、前年同期比3.0%増の136億38百万円となりました。営業利益は、前年同期比54.1%増の5億72百万円となりました。