仕事内容
スマートフォンの新製品開発に関わる
本社第二営業部のお客様は、モバイル関連やOA機器を製造する国内の大手エレクトロニクスメーカーです。なかでも、スマートフォンやタブレットなどモバイル機器を扱う会社。試作段階から新製品の立ち上げに関わり、製品の一部に使われる部材メーカーとの橋渡しをしています。具体的には、試作品の設計図をもとに、仕入先となる部材メーカーを選定し、発注、調達、納入までを総合的に管理すること。そして、実際の製品を作る量産体制の立ち上げまでをコーディネートしています。
モバイル業界は、新製品が次々とリリースされ、業界全体の動きもかなりスピードが早いのが特徴です。自分自身の仕事にもスピード感が求められると同時に、得意先メーカーからの要望に対して即座に応えられる引き出しの多さも重要だと感じています。
印象に残っていることは?
取引先がキャパオーバーに
ある得意先メーカーから、従来予定していた数を大幅に上回るオーダーをいただいたのですが、仕入先メーカー側での部品の調達が間に合わず、生産ラインがパンク寸前に。うれしい悲鳴とは、まさにこのことです。自分の読みの甘さも一因となって、年間の生産計画に追いつかない事態となってしまい、急遽中国の仕入先工場へ飛びました。
最初は、「作らなければならない」と「作ることができない」の板挟みになり、工場のスタッフと押し問答になってしまったことも…。ですが、優先すべきは、一刻も早く現状を打開すること。そのために、一人ひとりとしっかりコミュニケーションをとり、自分がフォローする立場に回ることで、問題を解決することができました。そして、この仕入先メーカーとは現在も信頼のおける間柄となり、私にとって大切なビジネスパートナーです。
嬉しい出来事や瞬間は?
お客様の要望を先回りして提案できた時
お客様から求められる前に、何が求められるかを考え、こちらから先回りして提案できた時がうれしい瞬間。どんな時も、できる限り即座にレスポンスをするのが、私の信念だからです。得意先メーカーとの打ち合わせの際には、事前に入念な準備をして臨みます。もちろん、難しい課題に直面し、すぐに回答できないこともありますが、どんな局面であっても、逃げずレスポンスすることにこだわっています。
最近では、新たな製品の試作段階で声をかけていただき、困りごとの相談を受けることも増えてきました。お客様からご連絡をいただけるということは、パートナーとして認めてくださっているからこそ。責任は重大ですが、ひしひしとやりがいを感じる毎日です。
今後の目標は?
まだ実績のない南米の市場に挑みたい
学生時代に訪れ、一番惹かれた南米の地で、仕事がしてみたいと思っています。エレマテックでは、中南米のメキシコに現地法人があり、自動車分野の事業を展開しています。一方で、南米諸国は、未開の地。ゼロから実績を築くことができるフィールドだからこそ、やりがいのある仕事ができそうだと期待を膨らませています。
日々の仕事は、泥臭くタフなことも多いのが現実ですが、自分主導で物事を進めることができ、モノが形になっていく過程を体感できるのは、とても面白い仕事だと感じています。また、ときに厳しく、信頼関係で結ばれた上司や先輩、部門の仲間がいることも、エレマテックの魅力です。緊張感のある毎日の中で、皆で食事をしたり、遊びに出掛けたりすることも、仕事の原動力になっています。