仕事内容
大手液晶パネルメーカーを担当
エレマテックの主力商品のひとつに、スマートフォンやタブレットに使われている液晶パネルの部材があります。その商品群に特化して事業を展開しているのが、私が現在在籍している部門です。
メインのお客様である液晶メーカーは、スマートフォン市場の世界シェアトップクラスを誇るスマートフォンメーカーに製品を納める大手企業。私たちエレマテックは、その液晶パネルメーカーと、中国にある部材メーカーの間に立ち、製品の設計から試作、量産までを管理する役割を担っています。液晶メーカーの先にあるスマートフォンメーカーも、我々にとってはお客様。どちらからも合格をいただける部材を確実に調達するため、各所との調整に日々まい進しています。
印象に残っていることは？
価格競争が激化し、目標を達成できなかった悔しさを経験
数年前に、液晶パネルの相場価格が暴落し、他社に太刀打ちできない状況に。仕入先メーカーとのコスト調整に遅れが生じたことも、事態を悪化させる原因となりました。何とか状況を打破するため、コストの見直しと共に、品質管理のチームを立ち上げ、仕入先メーカーの製造工程の改善を進めました。地道な努力の甲斐もあり、商材の品質を認められ、売り上げは順調に回復。お客様との信頼関係もさらに強くすることができました。
現場に立つ現在の仕事は、以前に在籍していたマーケティング色の強い開発部の仕事とは違い、売上はもちろん、見積りや受発注業務、納期管理など、数字が勝負の世界です。厳しい面ももちろんありますが、良い結果を出せば、給与面でもしっかりと評価してもらえるのがエレマテックの魅力です。また、自分の仕事を数値化し、統計化できることで、ノウハウの蓄積につながっていることを実感します。困った時やトラブルに直面した時にも、これまでの経験を生かして冷静に対処できるようになりました。
嬉しい出来事や瞬間は？
互いをパートナーとして認めあえる関係に
仕入先メーカーとエレマテック、エレマテックと得意先メーカーの関係性だけでなく、仕入先メーカーと得意先メーカーの関係作りは、とくに大切にしたいと考えています。中国で作る製品は、歩留まりが悪く、日本製には及ばないのが現状です。そうした状況であっても、品質の高い製品を供給し続ける体制を整えるためには、お互いの状況や要求を理解し、納得した上で進めることが重要です。そのため、新製品の立ち上げの際には、取引先メーカーはもちろん、その先のスマートフォンメーカーの担当者も、中国の仕入先メーカーを訪れ、視察や打ち合わせを行います。文化も国民性も違うため、やはりスムーズに進まないことも多くあります。だからこそ、その高い壁を乗り越えてこそ、求められる製品をカタチにできた時の達成感は格別です。
今後の目標は？
家族のためにも、さらに仕事で実績を残したい。
まずは、長年携わってきた液晶パネル分野の業績を、さらに伸ばしていくことが目標です。新製品の試作のたびに、必ず声をかけていただけるよう、確かな仕事でエレマテックの強みをアピールしたいと思っています。
現在は、結婚し、子どもにも恵まれ、公私ともに充実した日々を送っており、大切な家族の存在が、仕事を頑張ろうというエネルギーになっています。子育ての環境としても安心な日本での勤務を望んでいますが、ゆくゆくは、中国へ赴任したいとも考えています。やはり、中国人として、自分のバックグラウンドや経験を最大限に生かせる環境で仕事ができると思うからです。
Schedule
