私が所属する長野県の上田支店は精密機器メーカーのお客様が中心です。しかし、近年は収益拡大に向け、「異業種の攻略・開拓」も重要なテーマになっています。本社からもアドバイザーが派遣されるなど、上田支店への期待が高まっています。
当社では「完全生分解性樹脂」という環境商材も扱っています。異業種攻略において、この商材で何かできないかと考えた私は、ホテルのアメニティに着目しました。今は歯ブラシやシャワーキャップなどのアメニティグッズはバイオマス商品が多いのですが、生物由来といっても結局はプラゴミになるため、分子レベルまで分解する樹脂のほうが環境に貢献するのは明らかです。さらに、全国にビジネスホテルチェーンを展開するある企業は長野発で、本部も上田にあります。これまで取引はなかったものの果敢にアプローチし、現在は具体的に商談を進める段階まで漕ぎつけました。導入されれば、ホテルは環境に貢献する取り組みを通して注目されることにより、さらに発展できるはず。長く続くWin-Winの関係をつくろうと張り切っています。

私は当社の海外OJT派遣制度の研修生に選ばれ、近々、アメリカで1年間の研修期間に入ることが決まっています。かねてから海外勤務の希望をアピールしていましたが、選ばれたとわかった瞬間は素直に嬉しかったです。ビジネスはもちろん、現地の風習や価値観などアンテナを研ぎ澄まして、学べるものはすべて吸収してくるつもりです。
もちろん、その先に見据えているのは本格的な海外駐在です。特にアメリカは世界最大の経済大国なので、とてつもなく挑戦のしがいがあります。まずは英語力を活かして北米に駐在し、北米のローカル顧客を攻略するという具体的な未来図を今から描いています。現在、私は国内営業部門所属のため、行っている海外取引は、日系企業の海外工場のみ。次はぜひ現地企業との取引に挑戦し、売上拡大に貢献する人材に成長することが中長期的な目標です。そのためには語学力をさらに磨くほか、業界の専門知識や輸出入業務に関する知見を向上させなければなりません。約7,200社の仕入先、約6,000社の得意先と付き合いがあり、さまざまな業界のスペシャリストと仕事ができる当社でなら、意欲次第でどこまでも成長していけると確信しています。